イラク死者、07年以降最悪 戦闘激化で1万2千人超


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 【カイロ共同】国連イラク支援団(UNAMI)は1日、イラクで爆弾テロや戦闘による市民や文民警察官の2014年の死者が少なくとも1万2282人に上ったと発表した。過激派「イスラム国」と政府側の戦闘激化などにより、昨年の7800人余りから急増し、宗派抗争のピークだった06~07年以降で最悪となったという。
 フランス公共ラジオはイラクの関係省庁からの集計として、治安部隊を含めた死者数は1万5538人だったと伝えた。
 支援団のムラデノフ代表は「全ての政治勢力が協力して平和的な解決策を見つけるよう求める」との声明を出した。
(共同通信)