戦後70年、「安倍談話」検討 有識者で3月にも開始


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 政府は8月15日の終戦記念日に合わせて発表する戦後70年の安倍晋三首相談話に向け、3月にも有識者会議を設置する方向で人選に着手した。国際社会の平和と安定に積極的に貢献していく「未来志向」を前面に掲げる方針だが、歴史認識や戦争責任の表現次第で、中国や韓国の反発もあり得る。戦後50年の「村山談話」で明記した「日本の侵略」への反省を引き継ぐかが焦点だ。

 安倍首相は昨年12月の衆院選直後のラジオ番組で戦後70年談話について「過去の戦争に対する反省や、戦後の歩み、日本がこれからどういう道を進んでいくかを書き込みたい」と述べた。
(共同通信)