冬の島で力蓄えて 渡嘉敷でスポーツ合宿シーズン


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渡嘉敷島で初合宿をする飛龍高野球部の選手=12月25日、国立沖縄青少年交流の家野球場

 【渡嘉敷】島の豊かな自然、温暖な気候の下で思い切り練習に取り組もうと、渡嘉敷村に県内外の高校、大学などによる冬季スポーツ合宿シーズンが到来した。

 野球合宿のトップを切って、同村で初合宿となる神奈川県の沼津学園飛龍高校硬式野球部(濱野洋総監督)の部員56人、スタッフ4人が12月21日から26日(5泊6日)まで同村の国立沖縄青少年交流の家で合宿し、同球場をメーンに実戦練習に取り組んだ。
 濱野総監督は「1、2年生の夏に向けてのチームづくり、技術面、生活面、コミュニケーションなどの課題に取り組むことができた。夏に向けて弾みがついた」と成果を語った。
 キャプテンの木田佳大君(17)=捕手=は「県大会優勝を逃した悔しさをバネに、来年は甲子園にぜひ行きたい」と意気込みを話した。
 村内では1月から3月まで、東義大野球部(韓国)、富士大野球部(岩手)、豊見城高野球部、東洋大ボクシング部などが合宿を予定している。
(米田英明通信員)