中央アフリカで子ども兵増加 NGOが危機訴え


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中央アフリカの首都バンギで、カメラに向かってポーズを取る民兵組織セレカの子ども兵=2013年3月(AP=共同)

 内乱状態が続く中央アフリカで、子ども兵が増えている。国連児童基金(ユニセフ)の推計では、18歳未満の約1万人が現在、武装組織と関わっており、2年間で約4倍に急増。非政府組織(NGO)セーブ・ザ・チルドレンは「さらなる危機を回避するため迅速な介入が必要だ」と訴える報告書をこのほど発表した。

 報告書は「誘拐などで子どもが強制的に武装組織に組み込まれるほか、保護や食料を求めて自発的に参加する子どももいる」と指摘。「貧しい家庭の子どもの参加率が高い」としている。戦闘のほか、食料運搬係やスパイとしても使われ、男女ともにレイプなど性的虐待を受けることもあるという。
(共同通信)