外相が訪印へ、中国けん制狙いも 中旬に、国連改革で結束確認


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 岸田文雄外相は今月中旬にインドを訪問し、スワラジ外相ら政府要人と会談する方向で最終調整に入った。日印外交筋が6日、明らかにした。日本とインドはドイツ、ブラジルと共に国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指している。今年は国連創設70周年に当たることから、安保理改革に結束して取り組む方針をあらためて確認するとみられる。

 岸田氏にとって今年初めての外国訪問となる見通し。日本とインドは経済、安全保障両面で関係を強めており、インド重視の姿勢を示すことで、アジア太平洋地域で影響力を強める中国をけん制する狙いもある。
 外相会談は17日を軸に検討している。
(共同通信)