Jリーグ13チーム集結 キャンプ期間中、各地で練習試合


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 Jリーグのチームなどが県内各地でキャンプを行う「美ら島サッカーキャンプ2015」が、14日に中城村でキャンプインするJ1ガンバ大阪を筆頭に本格的に始まる。13日、県やFC琉球、参加チームの関係者が県庁で概要を発表した。

 美ら島サッカーキャンプは県が進めるスポーツツーリズム推進事業の一環で、毎年行われている。14チームが実施した昨年度は8億8600万円の経済効果があり、13日現在で過去最多の16チーム(既に実施済みの2チーム含む)の誘致を予定している本年度はさらなる上積みが期待できるという。
 今回、Jリーグからは大阪や名古屋などJ1の7チーム、千葉などJ2の5チーム、J3の盛岡が参加する。これだけの数が同じキャンプ地に集まることで、チーム側は練習試合で実戦を積めるメリットがあるという。初めて沖縄でキャンプを行う名古屋には昨年、日本代表に初選出された那覇市出身の田口泰士がおり、会見に出席したチーム統括部の小椋伸二氏は「田口のプレーを見て地元の子たちに夢を持ってもらえれば」と話した。昨季国内3冠を達成した大阪の強化本部担当の谷垣雅一氏は「充実した練習を積んで2015年も優勝に向けて頑張りたい」と語った。期間中、トレーニングマッチとしてクラブ同士の練習試合も組まれる予定。キャンプの情報は公式サイトhttp://soccer‐camp.okinawaで随時公開する。

会見で美ら島キャンプの成功を誓う県やJリーグの関係者=13日、県庁記者会見室
美ら島サッカー2015キャンプ地一覧(クリックで拡大)