県、辺野古仮桟橋で防衛局に質問送付


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 県土木建築部は16日、沖縄防衛局に対し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた海底ボーリング調査のために防衛局が設置する予定の仮設桟橋について、公有水面埋立法に基づく県への変更申請が必要かどうかを確認するためとして、質問文を送付した。

 また県農林水産部はボーリング調査の際に海上に設置する浮具(フロート)を海底に固定するアンカーが県漁業調整規則の規定上、県との岩礁破砕の協議が必要かどうかを判断するため、仕様の詳細を尋ねた。どちらも30日までの回答を求めている。
 土建部は、防衛局が設置の準備を進めている仮設桟橋について(1)設置目的や規模、設計根拠(2)施行方法や設置時期、撤去方法、撤去時期(3)施行と撤去時の環境保全措置-の3項目を質問した。
 一方、農水部はフロートを海底に固定するアンカーの大きさや形状などの仕様のほか、設置する場所・方法などの要領、回収方法、荒天時の対応などについてを照会した。