【東京】翁長雄志知事は16日、内閣府に山口俊一沖縄担当相を訪ね、2015年度沖縄振興予算案で約3340億円が確保されたことに謝意を伝えた。会談後、翁長知事は「一括交付金での繰り越しや不用額を考えるといい形で予算が付いた。
沖縄に理解とご高配を頂き、感謝していると伝えた」と述べた。
一方、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う海上作業が再開されたことなどについては言及しなかった。
これについて翁長知事は「時間がなかった」と説明。その上で沖縄防衛局によるフロート設置や仮設桟橋の設置作業について、許可手続きや法令との関係を確認する必要があると強調した。山口氏との会談は約8分だった。
翁長知事は山口氏のほか、平将明内閣府副大臣とも会談した。