イエメン衝突の死者9人に 民兵、首相公邸包囲


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19日、イエメン・サヌアの通りに配備されたイスラム教シーア派系ザイド派民兵の軍用車両(ロイター=共同)

 【カイロ共同】イエメンからの報道によると、同国の首都サヌアでの政府軍とイスラム教シーア派系ザイド派民兵の19日の衝突による死者は少なくとも9人となった。負傷者は一般市民を含む67人に上るという。
 ザイド派民兵は19日夜、首相公邸を包囲。バハーハ首相は公邸内にいるという。政府への反発を強めるザイド派には武力行使により首相らへの圧力を強め、今後の各勢力間の協議を有利に進める狙いがあるとみられる。
 政府報道官は暴力停止に向けた行程表づくりのため、20日に緊急会合を開くよう全政治勢力に求めた。
(共同通信)