泡瀬埋め立て「推進」 知事が沖縄市長に意向伝える


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翁長雄志知事(右)に要請する桑江朝千夫沖縄市長=20日、県庁

 沖縄市の桑江朝千夫市長と市東部海浜開発推進協議会など4団体の代表らが20日、県庁に翁長雄志知事を訪ね、中城湾港泡瀬地区埋め立て事業の早期実現と2015年度の予算確保などについて要請した。

 要請を受け、翁長知事は「15年度は本年度を上回る予算額を必ず確保し、アクセス橋梁(きょうりょう)、人工ビーチの整備を進めていく」と事業の推進を約束した。
 県港湾課によると、同埋め立て事業に計上した14年度の県予算は約19億円で、15年度は30~40億円程度と大幅に増やす方針。
 桑江市長は事業推進に向け、建設事務所の設置など組織体制の整備なども要請した。翁長知事は「組織体制の強化についても議論中であり、実現に向けて頑張りたい」と述べ、意欲を示した。
 知事の回答を受け、桑江市長は「大変心強い。スポーツコンベンションの拠点整備、大型ホテル誘致などの計画を進めていきたい」と表明した。