沖縄一周駅伝 あす号砲 14市郡 熱戦へ


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県知事杯第38回沖縄一周市郡対抗駅伝競走大会全コースマップ

 県知事杯第38回沖縄一周市郡対抗駅伝競走大会(主催・沖縄陸上競技協会、共催・沖縄県、琉球新報社、ラジオ沖縄、沖縄テレビ放送、特別協賛・沖縄電力、協力・第一交通産業グループ、アイサム、沖縄県ランナーズクラブ連合会)が24、25の両日、那覇市の奥武山陸上競技場を発着点に県内をほぼ一周する30区間287・7キロのコースで行われる。

各市郡を代表する14チームがたすきをつなぎ、ゴールを目指す。レースの展望を探った。

 昨年、逆転で優勝を果たした宮古島市、12秒差で2位の那覇市、3位の国頭郡の戦力がことしも充実しており、この3強を軸に優勝争いが繰り広げられそうだ。
 宮古島市は瑞慶覧伸哉(東海大)、與那嶺恭兵(琉球物流)、那覇市は新垣魁都(中央大)、與儀達朗(日本文理大)、国頭郡は関口海月(亜大)、国吉諒(東京情報大)と実績のあるエース級がそろう。
 男子は25区間を21人で走るため、4人が2区間を走らなくてはならない。各市郡ともエースに続く3、4番手の出来が勝負を左右する。
 昨年、宮古島市は女子3位。同4位の那覇市に1分40秒差をつけており、逆転優勝の原動力となった。女子の走りも鍵を握る。宮古島市は昨年26区で区間新を取った仲間千華(愛知電機)が好調をキープしており、ことしもチームを引っ張る。
 那覇市は宮城野乃香(那覇高)、上原あみ(鏡原中)ら成長著しい中高生を中心に宮古島市に対抗する。昨年女子9位の国頭郡は総合力で食らいつきたい。
 3強を追い掛けるのは一昨年優勝の八重山郡、昨年5位の沖縄市が有力か。昨年、躍進賞を獲得した浦添市も女子の村田夏希(オリックス自動車)ら好選手がそろっている。白熱したレースを期待したい。
 (協力=國場馨・沖縄陸上競技協会会長)