サウジ、第3世代の副皇太子任命 次の王位継承者、体制に安定感


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 【カイロ共同】サウジアラビアのアブドラ国王の死去を受けて即位したサルマン新国王は23日、ムクリン新皇太子を任命したのに続き、次の王位継承者となる副皇太子にムハンマド内相を任命した。サウジでは1953年のアブドルアジズ初代国王の死後、息子の「第2世代」が歴代国王を引き継いでおり、同内相は孫に当たる「第3世代」から初の王位継承予定者となった。

 新国王は早々と継承予定者を決めることで後継争いの芽を摘み、将来の円滑な世代交代に道筋をつけた。「アラブの春」後に騒乱が絶えない中東の中でサウジの安定感を国際社会に印象づけた。
(共同通信)