国保の実質赤字、前年度より拡大 13年度、3139億円


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 厚生労働省は28日、自営業者や無職の人が加入し、市町村が運営している国民健康保険(国保)の2013年度の実質赤字額が3139億円だったと発表した。前年度より85億円増加した。

 国保は加入者の年齢が高く医療費が膨らみやすい一方、所得水準が低いため構造的な赤字体質を抱えており、市町村が税金を投入して穴埋めしている。
 厚労省は18年度から、国保の運営を市町村より規模が大きい都道府県に移して財政基盤を安定させ、毎年約3400億円を支援する方針。関連法案を今国会に提出する。
(共同通信)