15年度県予算で下地島空港に3億円 ANA撤退し倍増


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 県は利用が激減しているパイロット訓練飛行場の下地島空港について、2015年度予算で維持管理費として14年度の2倍以上となる3億円余りを計上する方針を固めた。同空港については県土木建築部などが新たな利用策について検討しているほか、地元宮古島市が存続を求めている。県議会2月定例会に提出する15年度予算案に盛り込む。

 下地島空港は維持費に年間約4億円かかるが、そのうちの1億7千万円余りを負担していた全日本空輸(ANA)が15年度から完全撤退するため、維持管理費捻出が課題となっていた。
 県は14年度、一般財源から1億5700万円の予算を繰り入れた。15年度はANAの負担分も追加拠出することになり、予算は3億円を超えるとみられる。