安倍晋三首相は4日の衆院予算委員会で、中東の過激派「イスラム国」が2人を殺害したとする邦人人質事件に関し「このような結果になったのは大変残念だ。(責任は)すべからく最高責任者の私にある」と明言した。事件を踏まえて政府の情報収集や分析を充実させ、テロ対策の強化に取り組む意向を示した。
中東安定化のための経済支援を打ち出し、犯人側を刺激したとの見方がある1月17日のエジプトでの自身の演説は問題なかったとの認識を強調した。「選んだ言葉が不適切であったとは考えていない。人道支援をするとのメッセージを発するのは日本の役割と考えた」と述べた。
(共同通信)