小禄5発 圧倒V 県中学サッカー


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決勝 小禄―北 後半3分、チーム2点目となる得点を挙げるFW新崎竹翔(右)=8日、恩納村赤間運動場(花城太撮影)

 サッカーの第48回県中学校(U―14)大会(主催・県サッカー協会、琉球新報社)は最終日の8日、恩納村赤間運動場で決勝まで行い、決勝で小禄が5―0で北を破り、頂点に立った。

両校は3月26日から宮崎県で行われる九州大会の出場権を得た。4強入りした屋部、豊見城は同27日から福岡県で行われる中学生親善北九州大会に派遣される。

◆接戦勝ち上がり成長へ手応え/準Vの北、九州切符
 北は準決勝までの6試合中、4試合がPK勝ち。圧倒的なスコアでトーナメントを駆け上ってきた小禄とは対照的に、接戦をものにして決勝まではい上がり、九州大会への出場権をもぎ取った。
 決勝は強い風が吹く中、前半にあえて不利な風下を選んだ。「前半は我慢して後半は攻撃に出る作戦だった」(MF友利怜央)という。主導権を握られるものの、集中力を発揮して1失点に抑えた。
 しかし後半の立ち上がりにミスから失点すると立て続けに点を奪われた。友利は「自分たちがやりたかったパスサッカーを相手にやられてしまった」と悔しがる一方で「(大会の)厳しい戦いを通じて、勝利へのこだわりが出てきた」と成長の手応えを口にした。