自然楽しみ1203人完走 竹富町やまねこマラソン


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亜熱帯の森を背に勢いよくスタートする出場者ら=7日、竹富町西表島

 【西表島=竹富】第22回竹富町やまねこマラソン大会(同町体育協会主催、琉球新報社など後援)が7日、同町西表島の上原小学校を発着点に行われた。23、10、3キロのコースに1230人が出場し、亜熱帯の森に覆われた豊かな自然を楽しみながら島を駆け抜けた。

1203人が完走。完走率は97・8%だった。23キロ男子は小林洋さん(36)=同町=が1時間24分56秒で優勝。女子は初出場の長谷川有美さん(49)=東京都=が1時間49分51秒で1位に輝いた。

 ことしは国の特別天然記念物イリオモテヤマネコ発見から50年の節目の年。川満栄長町長は「ヤマネコの保護に協力してほしい」と参加者に呼び掛けた。
 沿道で孫たちと応援していた津嘉山佳子さん(59)は「島外からも多くの人が参加し島がにぎわうのでうれしい。久しぶりに会う人もいる。楽しい」と笑顔を見せ、ランナーに「あと少し」と声援を送っていた。
 ヤマネコの保護に役立ててもらおうと、イリオモテヤマネコ保護基金が製作した手提げかばんを琉球新報社が購入し、主催者に贈呈した。購入代金はヤマネコの保護活動に活用される。