邦人人質事件の対応検証を開始 政府、4月にも報告書


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 政府は10日午前、中東の過激派「イスラム国」による邦人人質事件をめぐり、昨年来の対応を検証する委員会の初会合を官邸で開いた。事件を教訓に今後の国際的なテロ事件への対処や海外での邦人保護策に生かすのが狙い。菅義偉官房長官は「在留邦人保護の在り方について検討を進めてほしい。全員が一丸となって検証に取り組み、議論の実を挙げてほしい」と指示した。
 湯川遥菜さんが拘束されて行方不明になった昨年8月以降の対応が適切だったかどうかを点検し、4月にも報告書を取りまとめる方向だ。ただ公表部分は限定される見通し。
(共同通信)