翁長知事、米幹部暴言に不快感 首相演説は「抽象的」


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 翁長雄志知事は13日の定例記者会見で、米軍北部訓練場の司令官など在沖米軍の士官らが基地建設に反対する市民団体の運動に関し、事実と異なる情報発信や侮辱的な発言をしていることについて「憤りのようなものがある。良き隣人としては程遠い。根底にある考え方は何なのか、大変疑問が湧いてくる」と述べ、強い不快感を示した。

 与那国町への陸上自衛隊配備の是非を問う22日の住民投票については「住民投票が実施されるわけでコメントは差し控えたい。今後の動向を注視し、対応を考えていきたい」と述べた。
 安倍晋三首相が施政方針演説で、基地負担軽減について「裏付けのない言葉ではなく行動で取り組む」などとしたことについては「大変抽象的」と評した。
 翁長知事は昨年12月の就任後、発表事項がある場合に計4回の記者会見を開いているが、原則的に毎週開くことになっている定例会見の開催は初めて。