ウクライナ停戦が発効 おおむね順守、一部で砲撃 


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14日、ウクライナ東部デバリツェボにつながる幹線道路に立つ親ロシア派「ドネツク人民共和国」の兵士(タス=共同)

 【モスクワ共同】ウクライナ東部の政府軍と親ロシア派武装組織による戦闘はキエフ時間の15日午前0時に停戦が発効した。次の措置として2日以内に前線から重火器の撤去を開始、2週間以内に完了する予定。殺傷能力が高く市民の犠牲拡大を招いた大口径砲や地対地ミサイルを撤去できるかが持続的停戦の成否を左右する。

 政府軍当局者は15日朝、ロイター通信に「おおむね停戦は守られている」と語った。親ロ派幹部もタス通信に、全体として停戦が守られているとの認識を示した。ただ別の政府軍当局者は砲撃を受けたと指摘、親ロ派も反撃したと主張しており、散発的な戦闘は続いたもよう。
(共同通信)