有識者の意見踏まえ検討 首相、戦後70年談話


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 安倍晋三首相は27日の衆院予算委員会で、今夏に発表する戦後70年談話に関し、25日に初会合を開いた有識者懇談会での議論を踏まえ、検討を進める考えを示した。「幅広い有識者の方々から、さまざまな意見を伺った上で、政府として新たな談話について検討していきたい」と述べた。

 1995年の村山富市首相談話、2005年の小泉純一郎首相談話の歴史認識を引き継ぐ考えを重ねて強調。「植民地支配と侵略への反省」をどう盛り込むかに関し「世界の中の日本(の立場)、その時どういう世界であったかも含めて(懇談会で)議論いただき、首相としての考え方を示したい」と説明した。
(共同通信)