「文官統制」趣旨は「文民統制」 防衛相が認識示す


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 中谷元・防衛相は1日、防衛省の背広組(文官)が制服組(自衛官)より優位に立つと解釈される防衛省設置法の「文官統制」規定について「文官が自衛官をコントロールするのではなく、文民統制、政治が軍をコントロールするという趣旨だ」との認識を示した。陸上自衛隊高知駐屯地を視察するため訪れた高知県香南市で記者団の質問に答えた。

 設置法12条は、大臣が制服組トップの統合幕僚長らに指示を出したりする場合、背広組の幹部である官房長や局長が「大臣を補佐する」と規定している。
 中谷氏はこの規定の解釈に関し「文官と自衛官が相まって防衛相を支えるという趣旨だ」とも述べた。
(共同通信)