元在亜沖縄県人連合会長の屋宜宣太郎氏が2014年度の秋の叙勲で旭日単光章を受章し、その叙勲伝達式がこのほど、ブエノスアイレス市内の日本大使公邸で行われた。
屋宜氏は、宜野座村出身、1938年生まれ。60年に父の呼び寄せでボリビアへ渡り、64年にアルゼンチンへ移り住んだ。日系高齢者用の福祉施設建設や、社会福祉整備などで果たした功績が認められ、今回の受章となった。屋宜氏はパレルモの日本庭園改修、文化施設である茶庭建設にも尽力した。また日本人移住者の多いブエノスアイレス近郊のフロレンシオバレラ市での日系団体発展にも貢献した。
伝達式では、水上正史大使が祝辞の言葉を述べ、屋宜氏に勲記と勲章を手渡した。
伝達式の後は、FANA(在亜日系団体連合会)叙勲者会共催の祝賀会が在亜沖縄県人連合会会館で開かれた。(大城リカルド通信員)