イスラエル首相が米議会で演説 イランとの核協議批判


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3日、米議会の上下両院合同会議で演説するイスラエルのネタニヤフ首相(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】イスラエルのネタニヤフ首相は3日、米議会の上下両院合同会議で演説し、欧米など6カ国とイランが進める核協議について「イランの核兵器開発を阻止することはできない。核兵器を多数保有するのを保証するようなものだ」と指摘。「非常に悪い取引だ」と交渉の意義を根底から否定した。

 イラン核協議は、3月末の枠組み合意期限を前に交渉は正念場を迎えている。イランに核開発の余地を残す合意を阻止したいネタニヤフ氏は、オバマ政権との関係悪化を覚悟で米議会に乗り込んだ。しかし、今回の演説が核協議の行方に影響を及ぼすことができるかどうかは不透明だ。
(共同通信)