ロシア野党指導者殺害で2人拘束 実行犯か


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【モスクワ共同】ロシア連邦保安局(FSB)のボルトニコフ長官は7日、野党指導者ネムツォフ元第1副首相の殺害に関与した疑いで男2人を拘束したと発表した。インタファクス通信によると、捜査当局筋は2人が実行犯とみられ、計画者や指示者は依然突き止めていないと語った。

 長官はプーチン大統領にも拘束を報告したと明らかにした。旧ソ連国家保安委員会(KGB)の後身で強大な治安権限を持つFSBの長官自らが発表することにより、クレムリンの近くで野党指導者が射殺されるという衝撃的な事件の解明に政権が全力で取り組んでいるとの姿勢を示す狙いだ。
(共同通信)