15年度予算案、衆院を通過 与党、来月上旬成立へ全力


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 一般会計総額が過去最大の96兆3420億円に上る2015年度予算案は13日夕の衆院本会議で、自民、公明両党などの賛成多数で可決、参院へ送付された。年度内成立を断念した政府、与党は4月上旬の成立を目指して全力を挙げる。国民生活への影響を避けるため、予算成立までの間に必要となる暫定予算案の編成も急ぐ。野党は下村博文文部科学相の「政治とカネ」問題を参院でも引き続き追及する構えだ。

 予算案は衆院の優越を定めた憲法規定に基づき、参院が議決しなくても4月11日には自然成立する。このため暫定予算案は11日間となる見通しだ。暫定予算案編成は2年ぶり。
(共同通信)