台湾と福建の留学生受け入れ再開へ 県、15年度に予算化


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 沖縄県は2015年度から、台湾と中国福建省からの県系子弟以外の留学生受け入れ事業を再開する方向で調整を進めている。県費による留学生受け入れは、10年度の「県民視点による事業棚卸し」で効果が疑問視され、12年度にアジア地域からは県系子弟以外の受け入れは中止された。今回、対象地域を台湾と福建省に限定し、子弟以外の受け入れを再開したい考えだ。

 県が継続実施している「ウチナーンチュ子弟留学生受入事業」の予算を増額(本年度比805万円増)する形で実施する予定。新年度予算案に盛り込んだ。受け入れ人数は、台湾から2人、福建省から1人の予定。1年間、県内の大学で学ぶ学費と生活費を県が負担する。今後募集を開始する予定。