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生野菜、腎臓病もOK ひろと屋「低カリウムレタス」商品化

食事制限のある人でも食べられる「低カリウムレタス」の販路拡大を目指す「ひろと屋」の濱畑直哉社長(左から2人目)ら=2月26日、名護市大東のエスペレ

 【名護】名護市にある植物工場で、リーフレタスなどの無農薬野菜を栽培する「ひろと屋」(濱畑直哉社長)は、腎臓病などを患い食事制限のある人でも食べられる「低カリウムレタス」を商品化した。透析が受けられる病院をはじめ、県内スーパーなど、さまざまな方面への販路拡大を目指している。

 低カリウムレタスはカリウムの含有量を少なくして野菜を栽培する秋田県立大学の特許技術を活用し、障がい者自立支援事業を展開する「エスペレ」(名護市、濱畑社長)と協力して開発した。一般的なレタスと比較すると70%以上のカリウムが削減され、腎臓に障害のある人でも安心して摂取することができる。
 濱畑社長は「普段果物や生野菜を食べられない人たちのことを考えて開発した」と話し、「将来的には種類を増やしたい」と抱負を語った。
 また、全国の人工透析病院を紹介する「旅行透析」(宮古島市、池間真吾社長)とも連携し、台湾などアジアを中心とした海外を含めた展開や、透析患者の沖縄への呼び込みなども検討している。
 池間社長は「患者が新鮮な野菜を食べられる感動は大きく、とても画期的。多くの人たちに食べてもらうために尽力したい」と語った。