コラソン 圧倒日本一 JHLJr.ハンド女子


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大同フェニックス東海―琉球コラソンジュニア 10得点をマークし、優勝に貢献した琉球コラソンジュニアの糸満柚歩=22日、東京・駒沢体育館(普久原裕南撮影)

 ハンドボールの第4回JHLジュニアリーグの優勝決定戦が22日、東京・駒沢体育館であった。女子の琉球コラソンジュニアが14―9で大同フェニックス東海を下し、県選抜メンバーで出場した第1回大会以来、2度目の頂点に立った。

大会は、琉球コラソンなどが所属するJHL(日本ハンドボールリーグ)加盟チームのジュニアチームによる日本一決定戦。昨年8月、東西ブロックに分かれてリーグ戦を行い、各1位チームが優勝決定戦に進んだ。

▽女子優勝決定戦
琉球コラソンジュニア
14―9(8―1,3―4,3―4)
大同フェニックス東海

◆強豪県の実力存分/糸満10得点、チームけん引
 強豪県・沖縄でもまれた実力をいかんなく発揮し、攻守で圧倒した。チームが奪った14点のうち10点をたたき出したエース糸満柚歩(高原小6年)は「6年生にとっては最後なので日本一を取って沖縄に帰ろうと言っていた」と喜んだ。
 「コザクラブJr」のメンバーで構成され、この大会のみコラソンジュニアの名で出場している。8分ずつの3ピリオド制で争われる優勝決定戦は、第1ピリオドで勝負が決した。引いて守って相手のミスを誘い、速攻で次々と点を沈めて8―1。試合途中から控えのメンバーもコートに立ち、稲福正コーチは「大舞台で全員出場し、いい経験になった」と語った。
 主将の又吉真佳(比屋根小6年)は「声を出して楽しくやる自分たちのプレーができた」と笑顔。違う中学に進むメンバーとはライバルになるが、「負けないように頑張りたい」と切磋琢磨(せっさたくま)を誓った。(大城周子)