ヨルダン、初の原発建設へ ロシアと包括協定に合意


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 【カイロ共同】ヨルダンとロシア両政府は24日、合弁でヨルダン初の商業用原発を建設する包括協定に合意した。建設費用は約100億ドル(約1兆2千億円)を見込む。ヨルダンの国営ペトラ通信が報じた。

 北部アムラに100万キロワット級の原子炉2基を建設する。AP通信によると、2022年の完成を予定している。
 ヨルダンの原発をめぐっては日本も受注を狙い10年9月に原子力協定に署名したが、ヨルダン政府は13年10月、ロシア国営の原子力企業ロスアトムの傘下企業に優先交渉権を与えると決めた。
 ヨルダンは資源が乏しく、APによると電力の96%を輸入に頼る。
(共同通信)