又吉前公室長が外務省参与に


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 政府は1日付で、又吉進前知事公室長を外務省参与に任命した。任期は1年間。非常勤で外務省沖縄事務所(那覇市)を拠点に、在沖米軍基地問題への対応策について助言する任務を担当する。

 菅義偉官房長官は1日午前の記者会見で、又吉氏を起用した理由に関し「県庁で長年、在沖縄米軍に関わる諸問題に取り組んできた。県の国際交流や防災分野における米軍との協力についても豊富な経験、専門的知識がある。業務をより効果的に推進していくため、助言を得る」と説明した。
 又吉氏は米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を容認した仲井真弘多前知事の下で、基地問題を担当する知事公室長を約5年間務めた。翁長雄志知事の就任後のことし1月下旬、知事公室長を外れて知事公室参事監へ異動し、3月31日付で早期退職していた。【琉球新報電子版】