米国防長官 米軍再編「同盟継続へ重要要素」 日米防衛相会談


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日米防衛相会談を前に握手するカーター国防長官(左)と中谷防衛相=8日午前、防衛省(共同)

 【東京】日米防衛相会談が8日午前、市谷の防衛省で始まった。会談の冒頭で中谷元防衛相は米軍普天間飛行場の辺野古移設計画について「抑止力と沖縄の負担軽減を図るために、2013年の2プラス2(外交・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会)合意に基づいて、事業を堅実に進めていく」と述べたのに対し、カーター米国防長官は普天間移設を含めた米軍再編について「日米同盟が継続していく上で極めて重要な要素だ」と歓迎した。

 日米防衛協力ガイドライン(指針)の取りまとめについて、カーター長官は「(ガイドラインの策定は)世界に対しても非常に大きな影響力をもち、平和と安定だけではなく、日米同盟にとっても重要なものだ」と述べ、両氏は今月末に米ワシントンで開かれる2プラス2に向け作業を急ぐ考えで一致した。両氏は会談後、午前11時15分から共同記者会見を開く。【琉球新報電子版】
英文へ→US Defense Secretary stresses importance of realignment of US forces in Japan, including Henoko relocation