「アジアのダイナミズム取り込む」 知事、中国から帰任


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
訪中視察を終え、感想を述べる翁長雄志知事=15日午後、那覇空港国際線ターミナル

 11日から視察で中国を訪問していた翁長雄志知事は15日午後、帰任した。翁長知事は日本国際貿易促進協会(会長・河野洋平元衆院議長)の一行に加わり、中国の李克強首相ら要人や中国商務部、商工団体などとの面談を終えた。翁長知事は同日、那覇空港で記者団に対し「アジアのダイナミズムを取り込んでいきたい」と述べ、中国の経済成長を取り込む経済政策を加速する考えを示した。

 県アジア経済戦略構想の策定委員会の富川盛武会長、県経営者協会の安里昌利会長らも同行した。李首相との面談では福建省に新設される自由貿易試験特区と沖縄特区の協力、福州―沖縄間の定期直行便の開設を要望した。
 翁長知事によると、李首相は面談で「沖縄にも行ってみたい」と述べたという。知事は「沖縄に来ていただき、すばらしさに気付いてもらいたい。たくさんの観光客に来てもらうのはありがたい」と歓迎した。
 【琉球新報電子版】