スパット台船で作業継続 辺野古沖 海保と市民らにらみ合い


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掘削作業が行われているとみられるスパット台船=16日午前9時32分、名護市の大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に関し16日午前、沖縄防衛局は海上作業を続けている。長島北側のスパット台船2基で海底ボーリング調査関連とみられる作業を行っている。

 新基地建設に反対する市民らは船4隻で午前9時ごろ汀間漁港を出港。辺野古崎で辺野古の浜から出たカヌー16艇とゴムボート1艇と合流。警戒するゴムボートの海上保安庁とにらみ合いの状態になっている。
 抗議船には英国放送協会(BBC)クルー3人が乗船し、辺野古の海を取材した。
 米軍キャンプ・シュワブのゲート前では市民らが早朝、海上保安官が乗っているとみられる車両が基地内に入るのを阻止しようとし、機動隊とにらみ合いを繰り返した。市民は午後9時ごろから集会を開き、基地建設に向けた作業の中止を訴えた。午前11時までに約140人が集まっている。  【琉球新報電子版】