首相の改憲発言は慎重に 公明幹部がけん制


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 公明党の北側一雄副代表は16日、衆院憲法審査会の幹事懇談会で、憲法改正論議をめぐる安倍晋三首相の発言に関し「改憲の国会発議は立法権に関わる。行政の長である首相が個々の内容を発言することは、慎重であっていい」と強調した。首相が国会審議などで改憲への積極姿勢を繰り返し示していることを念頭に、けん制した形だ。

 北側氏は同審査会の幹事。公明党憲法調査会の会長を務めている。
 同幹事懇は、今後の審議日程も協議。与党は23、30両日に審査会を実施し、その後に地方公聴会を開催する日程を提案したが、民主党が難色を示し折り合わなかった。
(共同通信)