全日本空手道連盟(全空連)は16日、絶縁状態だった極真空手の国際空手道連盟極真会館(松井章圭館長)とともに東京都内で記者会見し、2020年東京五輪での実施に向け、友好団体として協力する覚書を交わした。全空連が極真空手の主要団体と手を組むのは1964年の設立以来初めて。
空手のルールは団体によって違い、五輪実施を目指す全空連は体への打撃がなく、ポイントで争う「寸止め」ルールで実施。極真会館など直接体への打撃を認める「フルコンタクト」ルールの団体と一線を画してきた。極真会館は所属選手が五輪を目指すことを容認する方針を打ち出し、歩み寄った。
(共同通信)