ガイドラインに米国の核抑止明記 尖閣念頭に離島防衛協力も


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 日米両政府は今月下旬に改定する予定の日米防衛協力指針(ガイドライン)で、米国による核抑止力保持を明記する方針を固めた。沖縄県・尖閣諸島を念頭に新たに「島しょ」防衛での協力も盛り込む。日本防衛への米国の強いコミットメント(責任)を一致して打ち出し、海洋進出を活発化させる中国や核・ミサイル開発を進める北朝鮮に対し抑止力を高める狙いだ。日米関係筋が20日明らかにした。

 1997年に改定した現行指針で核抑止や米軍の前方展開に言及したが、昨年10月の指針再改定に向けた中間報告はオバマ政権のアジア重視戦略「リバランス」と整合する内容にするとの表現にとどまっていた。
(共同通信)