【浦添】浦添市の松本哲治市長は21日夜、浦添市のてだこホールで後援会主催の市政報告会を開いた。約350人が訪れた。那覇軍港の浦添移設を受け入れる公約変更を表明した翌日ということもあり、質疑は軍港移設問題に集中した。
会場からは「市民に信を問うべきだ」と怒号が上がるなど騒然とした雰囲気に包まれた。一方で松本市長の説明に賛意を示す大きい拍手も送られていた。
松本市長は、子育て支援など四つの政策について説明したが、特に那覇港長期構想策定についての浦添市案について時間を割いて説明した。報告会は2時間以上にわたった。
軍港移設の賛否について、翁長雄志知事と城間幹子那覇市長と自身の姿勢を時系列の表にして説明。自身が軍港問題で姿勢が揺れたのは、県知事や那覇市長の発言によるものだと強調した。
さらに「軍港移設反対を求めるなら、次の市長選で那覇市、県、国、日米両政府を敵に回してでも阻止して見せるという市長を当選させてください」と開き直った。