名護、コザ破り連覇 高校7人制ラグビー


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決勝 コザ―名護 後半、相手守備を振り切ってサイドを駆け上がり、トライを決める名護の永野拓也=県総合運動公園ラグビー場

 ラグビーの第2回県高校7人制大会最終日は26日、県総合運動公園ラグビー場であり、決勝は名護がコザを26―10で破り、連覇を飾った。

名護は7月に長野県である全国大会に出場する。

◆好敵手コザを攻守で上回る/名護、終始主導権
 名護は好敵手のコザを攻守で上回った。普段の15人制と違い7分ハーフと短い試合時間の中で、展開の速いラグビーを披露し終始主導権を握った。
 密集からのこぼれ球や相手のパスミスをすかさず攻撃につなげ、サイドを中心に圧倒的な突破力でトライを重ねた。3度の独走トライを決めたバックスの永野拓也は「足に自信があるので外から勝負を仕掛けていこうと思った」とにっこり。守備面では慌てて飛び出さず、動きを予測して相手の勢いを抑えた。
 これまではバックス陣の強さが特長だったが、ことしは「FWに大きい子たちがいてバランスのいいチーム」と辺土名斉朝監督。主将の大城光一朗は全国大会に向け「強いチームとの対戦でいろんなことを学び、15人制の総体や花園予選につなげていきたい」と意気込んだ。