【ワシントン共同】安倍晋三首相は29日の米議会演説で「先の大戦に対する痛切な反省」を表明した。米政府は、歴史問題で「日本の側に責任があることを明確にした」(バイデン副大統領)と評価。しかし、米国内にも厳しい見方はくすぶり、謝罪の言葉がなかったことに中韓両国の反発が予想される。
首相はこうした反応を踏まえながら、今夏発表する戦後70年談話での表現を練るとみられ、中韓との駆け引きも本格化しそうだ。
上院議長を兼ねるバイデン氏は首相演説後、共同通信などの取材に「極めて巧みで、意味深い」ものだったと称賛。
(共同通信)