日本の温室ガス削減目標26% 専門家会合が政府案了承


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 政府は30日、温室効果ガスに対する日本の削減目標を「2030年度までに13年度に比べ26%減らす」とすることを事実上決定した。環境省と経済産業省の専門家会合が政府案を大筋了承した。

 ただこの目標は「先進国で50年に80%削減する」との国際合意にこのままでは届かない。米国や欧州連合(EU)と比べて不十分との批判もあり、国際交渉で理解を得られない恐れもある。
 政府は一般の意見公募などを経て正式決定し、安倍晋三首相がドイツで開かれる6月の先進7カ国首脳会議で表明する。年末にパリで開かれる地球温暖化対策の国際会議でもこの目標を掲げ、国際交渉に臨む。
(共同通信)