サッカー明治安田J3のFC琉球は3日、町田ゼルビアと東京都町田市陸上競技場で第9節を戦い、0―1で敗れた。琉球は0―0で迎えた後半ロスタイムに失点を許し、勝ち点を逃した。
琉球は2勝2分け5敗、勝ち点8。順位は8位から9位に下がった。観客は3121人だった。
次節はブラウブリッツ秋田と6日午後1時から、県総合運動公園陸上競技場で対戦する。
町田ゼルビア(5勝2分け2敗)(17)
1―0(0―0,1―0)
FC琉球(2勝2分け5敗)(8)
▽得点者【町】鈴木孝(4)
▽観衆 3121人
◆粘りの守備も耐えきれず
上位争いを繰り広げる町田ゼルビアの攻撃に耐えながら、最後の最後にゴールをこじ開けられた。前節のレノファ山口戦と同じく、上位相手に善戦しながら、試合終了間際に決勝点を決められて敗戦。琉球の薩川了洋監督は「2試合続けてロスタイムの失点で負けてふがいない」と苦言を呈した。
シュート数は琉球4本に対し、町田17本。圧倒的に攻め込まれた。特に後半は主導権を握られ、11本のシュートを浴びた。それでもDF陣が集中力を高め、粘り強く守った。
しかし後半ロスタイム。町田FWの鈴木孝司に押し込まれた。痛恨の失点で貴重な勝ち点1を逃し、GK今野太祐は「判断にちゅうちょして遅れてしまった。引き分けにできる試合だった」と悔やんだ。
主将のFW中山悟志は「早い段階で点を取っていれば、後ろ(DF)ももう少し楽になって流れを変えられたかもしれない。守備陣に申し訳ない」と肩を落とした。
ここまで9戦して5敗目。首位山口との勝ち点差は13まで開いた。薩川監督は「一番悔しいのは選手たち。早く最後まで守り切れるチームにしていきたい」と巻き返しへ奮起を促した。