陸上クラブ「アスリート工房」 障がい者コース新設


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障がい者コースが新設されるアスリート工房で練習している選手たち=浦添市陸上競技場

 陸上クラブの「アスリート工房」に今月、障がい者コースが新設される。22日に知的障がい者、27日に身体障がい者のプログラムを開始する。譜久里武代表は「障がいがある人も気軽に陸上競技に触れ合ってもらい、一緒に盛り上げていきたい」と話している。

 アスリート工房は現在、南城市と浦添市でジュニアと一般・マスターズを対象としたプログラムを実施しており、今月23日から西原町でジュニアコースを開設する。障がい者のコースは浦添市陸上競技場で行われ、譜久里代表や県身体障害者陸上競技協会の下地隆之氏、琉球スポーツサポートの手登根雄次氏が指導にあたる。
 アスリート工房ではこれまでも、障がいのある選手が参加できるイベントを開催してきた。譜久里代表は「障がいの有無にかかわらず一緒になって競技を行うことで、みんなが成長できる」と強調。「障がい者アスリートのヒーローを生み出したい」と今後の活動に向けて意欲を示した。
 身体障がい者のコースを指導する下地氏は、「障がいのある選手も一般の選手と一緒に練習することで競技力の向上につながるはずだ」と期待を込める。2020年には東京パラリンピックも控えており、「世界で戦える選手を育てたい」と力を込めた。
 障がい者コースの詳細はアスリート工房のホームページhttp://athlete―koubou.okinawa/