台風6号被害28億 葉タバコ漁船など


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 県農林水産部は18日、台風6号による農林水産業関連の被害額(第3報)が約28億円に上ると発表した。葉タバコや漁船などの被害約24億円が新たに加わった。

過去最悪の約74億円の被害を記録した2011年の台風では、葉タバコ被害は約30億円だった。県農林水産部の担当者は「2011年の台風被害に相当するほどの葉タバコ被害だ」としている。
 葉タバコ被害が最も大きかったのは、宮古地区の21億2446万円で被害量は1963トンだった。次いで、北部地区の2億2853万円、109トンの被害が報告された。そのほか八重山地区、南部地区での被害も確認された。
 水産業関連では、波浪により沈没した船1隻が報告された。被害額については、現在調査中としている。波浪による養殖モズクの流出も新たに1件報告され、約100万円の被害が報告された。
 県は今後、生産者団体や金融機関などの関係機関と連携し、生産者への支援対策を検討していく意向を示した。