琉球惜敗、9位後退 サッカーJ3第14節


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 サッカー明治安田J3のFC琉球は31日、グルージャ盛岡と岩手県の盛岡南公園球技場で第14節を戦い、1―2で敗れた。

琉球は4勝3分け6敗、勝ち点15。順位を二つ下げて13チーム中9位になった。観客は1004人だった。先制を許した琉球は後半32分、MF田中恵太の今季4得点目で追い付いたが、後半ロスタイムに決勝点を奪われた。
 次節は6月7日午後1時から、SC相模原と神奈川県の相模原ギオンスタジアムで対戦する。

(2)盛岡南(1勝1敗)
盛岡 2勝4分け7敗(10)
2―1(1―0,1―1)
琉球 4勝3分け6敗(15)
▽得点者【盛】木村(1)林(1)【琉】田中恵(4)
▽観衆 1004人

◆責任感じている
 薩川了洋監督(FC琉球)の話 途中で3バックに変え、それまでと違うサッカーが出来たのは良かった。そこだけは収穫だ。この敗戦は今まで以上に自分に責任を感じている。

◆最終盤、痛恨の失点
 試合終了間際に点を失うFC琉球の“悪癖”がまた出てしまった。
 第7節のホーム戦で3―1の快勝を収めたグルージャ盛岡相手に痛い負けを喫した。薩川了洋監督は「試合展開を見ながら(引き分けで)勝ち点1を狙うか、(勝利で)3点を取りにいくか悩んでしまった。監督をしていて難しい試合だった」と自らを戒めた。
 前半33分にカウンターから先制を許すと、盛岡の堅守に苦しめられた。「相手のブロックが引いていて自分たちも距離感などバランスが悪くてなかなか(相手陣内)に進入できなかった」とMF田中恵太。ハーフタイムに「もっと縦にいこう」と修正点を確認した。
 後半32分、田中恵が決めて同点。その後も交代カードを次々切って攻撃の糸口を探ったが、試合終了間際、またしてもカウンターからゴールを割られた。今季初先発のGK田中賢治は「何があっても止める覚悟でいったが、2点取られて悔しい」と唇をかんだ。
 田中恵は「もっと選手間で連係できていれば追加点は止められた」と反省。次節へ向け「修正点をはっきりさせたい」と立て直しを誓った。