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陸上の日本学生個人選手権第1日は12日、ShonanBMWスタジアム平塚で行われ、やり投げの女子は昨年の世界ジュニア選手権代表の當間汐織(久米島高―九州共立大)が54メートル63で初優勝した。男子は中西啄真(大体大)が73メートル48で制した。
1500メートルの男子はラザラス・モタンヤ(桜美林大)が3分47秒81で2連覇。女子は中村光(京都光華女大)が4分26秒32で勝った。
5投目に逆転 内容に不満も/當間「メンタル弱い」
女子やり投げで19歳の當間は5投目に54メートル63をマークして逆転優勝した。自己記録の55メートル77には及ばず、内容には不満げ。「メンタルが弱い。周りを気にしすぎて、自分の動きに集中できなかった。楽しむことができなかった」と顔をしかめた。
そんな當間を発憤させたのは、11日の全国高校対校選手権南九州大会のやり投げで2位になった久米島高校の後輩・田端真実。日ごろからラインでやりとりしており「頑張ってください」と励まされたという。
中学までは男子に交じって野球部に所属した當間。昨年のアジア・ジュニア選手権を制したが、その後は納得できない試合が続いているという。国際大会での活躍を目標に掲げ「目指しているものを考えれば、喜んじゃ駄目」と自らに言い聞かせるように話した。