戦没者追悼式で歌声披露へ 西崎、大里南小の児童


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追悼式本番に向け、息の合った歌声を響かせる西崎小と大里南小の児童たち=13日、南城市佐敷の市文化センター・シュガーホール(又吉康秀撮影)

 【糸満・南城】23日の戦後70年沖縄全戦没者追悼式で初となる合唱の生演奏を披露する糸満市立西崎小学校音楽部と南城市立大里南小学校合唱部の児童41人が13日、南城市佐敷の市文化センター・シュガーホールで合同練習した。練習には「月桃」を作った海勢頭豊さん(71)も駆け付け、児童たちを激励した。当日は国や県関係者の献花に合わせ「月桃」など4曲を歌う。

 戦後70年の節目に沖縄戦の記憶を次世代に継承することが目的。前津元子、今井一義両教諭の指導の下、児童らは練習で「月桃」のほか「芭蕉布」「ふるさと」「大切なもの」を透き通った声で伸びやかに響かせた。
 津波古京花さん(11)=大里南小6年=は「沖縄戦で亡くなった人や体験者の心に届くように歌いたい」と意気込みを語った。