社会

シュワブゲート前で慰霊祭 香炉台めぐり一時混乱

キャンプ・シュワブゲート前に設置した香炉に線香を立て、戦争犠牲者に祈りをささげる市民ら=23日午前11時50分ごろ、名護市辺野古

 慰霊の日の23日、名護市の米軍キャンプ・シュワブゲート前では、辺野古新基地建設に反対する市民らがゲート前の歩道側に香炉台を設け、シュワブ内に骨が残る戦争犠牲者をしのぶ慰霊祭を開いた。約150人が次々と線香を立てて祈りをささげ、正午の時報に合わせて黙祷をした。

 戦後、シュワブ内にある辺野古崎付近には「大浦崎収容所」が設置され約4万人が収容され、栄養失調やマラリアで多くの人が亡くなった。亡くなった人は収容所内の一角に埋められたという。市民を代表して伊波義安さん(73)=うるま市=が「戦後70年なてぃん、骨や埋ぬままさっとびーしが、へーくな拾てぃ、墓んかい入ってぃ、うんじゅなーとわったー一緒なてぃ、くぬ基地止めやびらな(戦後70年になっても骨が埋まったままだが、早く骨を拾って墓に納めて、あなたがたと私たちが一緒にこの基地を止めましょう)」と手を合わせ、基地建設の中止を願った。
 一方、第1ゲート正面に香炉台を置こうとしたところ、県警機動隊が撤去を要求。市民とのもみ合いの中で香炉台を歩道側へと強制的に移動させ、市民らが「戦没者への冒涜(ぼうとく)だ」と反発し騒然となる場面があった。
 【琉球新報電子版】



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