目指せ20年パラ五輪 県内で実力選手支援の会設立


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「沖縄パラ・チャレンジャー・サポート」の関係者と、障がい者アスリートの城間圭亮さん(中央下)と石垣喜人さん(左から3人目)=16日、沖縄市陸上競技場

 【沖縄】2020年の東京パラリンピックへの出場を目指す障がい者アスリートを支援する「沖縄パラ・チャレンジャー・サポート」の設立会合が16日、沖縄市陸上競技場内で開かれた。

代表に就任した浄土宗楽邦寺(北中城村島袋)の宮城親誠副住職は「選手として実力があり活躍するチャンスがあるなら、その夢をかなえる応援がしたい」と意気込みを語った。
 沖縄パラ―が応援する選手は、7月18、19の両日に大阪府で開かれる日本パラ競技選手権大会に出場する石垣喜人(よしと)さん(22)=沖縄市=と、城間圭亮(けいすけ)さん(19)=金武町=の2人。今大会で石垣さんは脳性まひ立位の部で100メートルと200メートルの短距離走に出場する。城間さんは脊椎損傷による車いすの部で100、200、400、800メートルの4種目に出場する予定だ。
 設立会合には約10人の役員や家族が集まった。宮城代表は「日本選手権で上位入賞を狙える実力ある選手だ。ベストを尽くして頑張ってもらいたい」と激励した。
 石垣さんは「こんなに多くの人に応援されるのは初めて。大会で自己ベストを出してみんなの期待に応えたい」と力強くあいさつ。城間さんは「東京パラリンピックで金メダルを取るため、自己ベストを目指したい」と健闘を誓った。
 沖縄パラ―は「ソア沖縄陸上クラブ」を支援するため寄付を募っている。振込先は琉球銀行北中城支店、口座番号235914(普通預金)。問い合わせ先は、障がい者就労支援に取り組む「みらい」(電話)098(895)2203。