社会

自分に問うて“みるく世がやゆら” 知念君、平和の詩を朗読

平和の詩を朗読した知念捷君(与勝高3年)

 静まり返った会場―。沖縄県内児童生徒を代表して平和の詩を朗読した知念捷(まさる)君=与勝高校3年=が冒頭で、詩の中の琉歌「戦世や済まち みるく世ややがて 嘆くなよ臣下 命ど宝」を琉歌独特の「つらね」で歌うと、静寂を破る拍手が会場に響いた。

知念君は「琉歌は沖縄の人の心。悲しみや喜び全てがこもっている」と語る。

 知念君は「みるく世がやゆら」(平和でしょうか)と8度も問うた。「第2次世界大戦による犠牲者が世界中におり、70年間も悲しみを背負って生きている。その悲しみに寄り添いたかった」と説明する。式典終了後の取材に何度も「寄り添う」という言葉を使った。「沖縄に寄り添ってほしい。自分の心に“みるく世がやゆら”と問い掛けてほしい。恒久平和は世界共通の願いだ」。会場では朗読中、涙を拭う人や目を閉じて聞き入る人たちの姿が見られた。



関連するニュース






  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス







  • 他のサービス